スクワラン配合の無添加石鹸ってあるの?

スクワラン配合の無添加石鹸ってあるの?

 スクワランは肌に良さそうなイメージですが、実際はどうなのでしょうか。インターネットで検索すると、スクワランとよく似た言葉で、スクワレンという成分も見かけることが多いですよね。この2つは何が違うのでしょうか。このページではスクワランに注目し、スクワレンとの違いやその働きについて紹介しています。
ミヨシではお取り扱いはありませんが、一般的な「スクワラン」「スクワレン」についての情報をお伝えします。記事を読むことで、スクワランに関する知識と肌に優しい石鹸を選ぶヒントが得られます。ぜひ最後まで読んでみてください。

「スクワラン」と「スクワレン」は似ているけれど違う

スクワランって何?
 スクワランは皮脂成分のひとつで、私たちがもともと持っている成分です。
化粧品などの成分で良く見かけますが、体に存在していることはあまり知られていません。
スクワランが含まれている皮脂は、皮膚を守る大切な役割を果たしています。皮脂と汗が混じることで皮脂膜ができます。この皮脂膜が、乾燥や紫外線から皮膚を守ってくれます。
では化粧品に使われているスクワランはどうやって作られているのでしょうか。実はスクワランを作るための原料が、スクワレンなのです。

スクワレンとは?
スクワレンは深海鮫の肝油の主な成分です。またオリーブ果実やコメヌカ油などにも含まれています。
これらから抽出したスクワレンに科学的に水素添加し、分子を安定させたものがスクワランです。
スクワランも皮脂成分の一つで、私たちの皮膚にも約10%含まれています。皮膚を保湿する効果を持ち、少なくなると皮膚表面の乾燥が進むことが分かっています。
それならば、化粧品にスクワランではなくスクワレンを使えばいいのではないか、と思いますよね。なぜ使わないのでしょうか。その理由は、スクワレンが酸化されやすい物質であるからです。酸化されたスクワレンは肌に悪影響を及ぼします。肌の状態を悪化させ、肌荒れの状態を引き起こしてしまいます。
また皮膚の奥の真皮にも悪影響を与えます。その結果、皮膚の老化を促す原因となってしまうのです。これでは化粧品の原料として使用できません。
そこで、スクワレンに科学的に水素を添加し、酸化しにくい状態にしたものが使われています。それがスクワランなのです。


スクワランの働き

どんな商品に使われているの?
 スクワランは様々な化粧品に使用されています。有名なのはスクワランオイルです。低刺激で肌に優しい保湿成分として、よく知られています。他にもクレンジングやクリーム類、美容液、口紅、シャンプーやリンスなど、たくさんの商品に使われています。

ベタベタしない保湿成分
 保湿成分としての働きは、様々な実験によって学術的にも証明されています。スクワランは水分を保つ機能がありますが、他のオイルと比べてベタつきがありません。オイルはベタベタするから苦手という人にも使いやすい感触です。さらっとして伸びも良いため、他のオイルと一緒にクリームなどの感触を良くするためにも使われます。また無色で無臭な点も、使いやすい理由の一つです。

無添加石鹸とスクワラン

無添加石鹸とは
 一般的な無添加石鹸は、添加物を一切配合していない無添加石鹸と、特定の成分だけが入っていない一部無添加の石鹸に分けることができます。
添加物を一切配合していない無添加石鹸とは、石ケン素地と水のみで作られたものです。無添加石鹸には添加物が全く入っていないので肌に優しく、子供から大人まで安心して使えます。
一方で、一部無添加の石鹸は特定の成分が入っていないだけなので、それ以外の添加物が入っている可能性があります。なぜこれも無添加石鹸と呼べるのかというと、何を配合していないのかを明示すれば「無添加」と表示できるからです。例えば「香料無添加」と書かれている無添加石鹸には香料は使われていませんが、香料以外の添加物は入っているかもしれません。「着色料無添加」や「防腐剤無添加」についても同様で、無添加と書かれた成分以外の添加物が入っている可能性があります。添加物は肌に影響を与えることがあります。あなたがより肌に優しい石鹸を探しているのであれば、添加物が一切入っていない無添加の石鹸をおすすめします。

 スクワラン配合の無添加石鹸はあるのか
 先ほどの説明からも分かるように、スクワランが入った無添加石鹸はありません。スクワランが配合されている時点で、それは無添加石鹸ではないからです。しかし、肌に優しい無添加石鹸にスクワランが配合されていたら、敏感肌の乾燥も防ぐことができそうなのに……と思って探しているあなたに提案したい事があります。スクワランの入った無添加石鹸を探す以外のもう一つ方法。それは無添加石鹸とスクワランオイルを別々に使うという方法です。
敏感肌なので、できるだけ添加物は避けたい。そう思うのであれば、この方法はいかがでしょうか?どちらも肌に優しく、肌にも人体にも影響を与える心配が少ないので、安心して使えます。

ぜひあなたの肌に優しい石鹸と方法を選んで、理想の肌を手に入れてくださいね。

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