無添加石鹸が乾燥肌にいいって本当?石鹸・洗顔料選びのポイントも解説

無添加石鹸が乾燥肌にいいって本当?石鹸・洗顔料選びのポイントも解説

 無添加石鹸というと、

「お肌にやさしい」「乾燥肌にもよさそう」

と思う方も多いのではないでしょうか。
無添加石鹸は本当に乾燥肌によいのでしょうか。

このページでは無添加石鹸の一般的な特徴に基づいて、無添加石けんが乾燥肌に良いのかどうか解説していきます。
乾燥肌に悩んでいる方は、自分にあった石鹸を選ぶ参考にしてみてくださいね。

▼目次 
1 乾燥肌に無添加石鹸がいいって本当?
  1-1 洗浄力が高い「石鹸」
  1-2 肌への影響が少ない「無添加石鹸」

2 乾燥肌にはどんな石鹸・洗顔料がおすすめ?
  2-1 保湿成分を配合した石鹸
  2-2 通常の洗顔料ならアミノ酸系がおすすめ

3 石鹸を使用して洗顔する際のポイント

4 まとめ


 

【1】乾燥肌に無添加石鹸がいいって
本当?


肌にやさしいというイメージのある無添加石鹸。
乾燥肌との相性はどうなのでしょうか。 


1-1 洗浄力が高い「石鹸」

石鹸は通常、弱アルカリ性でできています。
一部、メイク落としのような洗顔料に、極端に洗浄力が高いものはありますが、肌質と同じ弱酸性タイプの洗顔料と比べた場合、石鹸は洗浄力が高い傾向にあります。
上記のような理由から、洗顔の際に、石鹸で洗い過ぎてしまうと必要な皮脂まで落としてしまう可能性があります。
皮脂には肌から水分が蒸発するのを防ぐという大切な役割があり、肌の乾燥を防ぐために、ある程度必要なものになります
特に乾燥肌の方はもともと皮脂が足りていないことが多いため、石鹸に限らず、洗い過ぎには注意が必要です。

1-2 肌への影響が少ない「無添加石鹸」

石鹸は弱酸性タイプの洗顔料に比べて、洗浄力が高い傾向があるため、乾燥肌の方にとっては、相性が合わないこともあります。
しかし、防腐剤や着色料、香料等が一切入っていない無添加石鹸なら、肌への影響が少なく、赤ちゃんや敏感な肌の人も安心して使うことができます
石鹸は弱アルカリ性でしっかりと汚れを落とすことができ、さっぱりとした洗い心地で泡残りが少ないのでお湯で長い間流さなければいけないというリスクを避けることができます。
石鹸で洗うことによって一時的に弱酸性のお肌からアルカリ性に傾くことがあります。しかし、これは一時的なことで、普通肌であれば自然と弱酸性に戻っていきます。
ぬるま湯で顔や身体をしっかり流した後、しっかりとクリームやオイルなどで保湿をしましょう!



【2】乾燥肌にはどんな石鹸・洗顔料がおすすめ?

前項で乾燥肌の方が石鹸を使って洗顔をする場合、添加物が一切入っていない無添加石鹸がおすすめとお伝えしましたが、洗顔石鹸の中には保湿成分を含んだものもあります。
市販されている洗顔料の中から選ぶ場合どんなものがよいのか、以下でご紹介します。

2-1 保湿成分を配合した石鹸
 洗顔石鹸の中には、グリセリンやオリーブオイル、ヒアルロン酸、セラミドといった保湿成分を配合したものもあります。特に、ヒアルロン酸とセラミドはコラーゲンと並び、3大保湿成分と言われるほど保湿効果の高い成分です。石鹸の洗浄力で万が一皮脂を取り過ぎてしまった場合でも、こうした保湿成分が乾燥を防ぐ助けになります。ただし、これらの保湿成分は皮脂の代わりになるわけではないので、必ず乳液などで油分補給を行うようにしましょう。

2-2通常の洗顔料ならアミノ酸系がおすすめ
通常の洗顔料を購入する際にはアミノ酸系の洗顔料がおすすめです。アミノ酸系の洗顔料は洗浄力が弱く、低刺激で乾燥肌に非常に合っているからです。
アミノ酸系の洗顔料は、「ラウロイル~」または「ココイル~」という名が頭につく成分に加えて、メチルアラニンNa、グルタミン酸Na、アスパラギン酸Naが配合されているものになります。洗顔料選びの際に、ぜひチェックしてみてください。
ミヨシ石鹸では保湿成分配合の無添加石鹸やアミノ酸系洗顔料は取扱いがありませんが、こうした商品を選ぶのも、乾燥肌ケアの手段の1つです。

【3】石鹸を使用して洗顔する際のポイント

 最後に石鹸を使用して洗顔する際のポイントを3つ紹介します。洗顔時に肌を傷つけたり、乾燥させてしまったりすることがないように、ぜひチェックしてみてください。

 ①石鹸をしっかり泡立てる
 石鹸はしっかり泡立ててから使用すると、汚れを浮かび上がらせやすくなり、さらに肌への刺激を抑えることができます。
そのため、泡立てネットなどでしっかり泡立ててから洗顔するようにしましょう。

②必要以上に洗いすぎない
 石鹸はもともと洗浄力が高いため、時間をかけて洗えば洗うほど、皮脂を落としすぎてしまう可能性が高いです。石鹸で洗顔する際はあまり時間をかけすぎないことが大切です。

 

③石鹸カスが残らないようにしっかりと洗い落とす。
 ぬるま湯や水で石鹸を流した時に石鹸カスが残ってしまうと、肌トラブルを起こしてしまうことがあります。特に敏感肌、乾燥肌の方は残った石鹸カスが肌トラブルに繋がりやすいので気を付けましょう。


まとめ

自然由来の原料から作られた無添加石鹸は、お肌や環境にやさしい石鹸です。しかし、体質や肌質によって相性のよしあしがあるでしょう。
そのため、実際に無添加石鹸での洗顔を試してみて、効果があるかどうかを判断するのが一番です。無添加石鹸での洗顔を試してみたいと感じた方は、今回紹介した石鹸の選び方や洗顔のポイントをぜひ参考にしてみてくださいね。