気になる体臭、石鹸で改善できる?体臭の原因と石鹸の選び方を解説

気になる体臭、石鹸で改善できる?体臭の原因と石鹸の選び方を解説

年齢を重ねると気になってくる体臭。特に男性は、汗の臭いや加齢臭にお悩みの方も多いかと思います。体臭がひどいと、人に近づくのも気が引けて大変ですよね。そんな体臭を、石鹸で抑える方法はないものでしょうか。

体臭にはさまざまな原因があり、原因に合わせて対策を打つ必要があります。中でも体臭の悩みで多い加齢臭や汗の臭いは、体を洗う石鹸によって臭いを抑えることができます。

この記事では、主な体臭の原因とにおいを抑える成分について解説します。また、自分の体臭の悩みにあった石鹸の選び方のポイントについても解説します。

 

体臭の種類と原因

体臭の種類と原因

はじめに、体臭の主な種類と原因について解説します。

・加齢臭

加齢とともに皮脂を構成している脂肪酸の分泌が増えることで発生する、ノネナールという物質が原因で起こる体臭です。油臭さと青臭さの混ざり合ったような独特の臭いが特徴です。

・汗の臭い

夏場などにかいた汗を放置しておくことで発生する臭いです。汗の臭いには個人差があるものの、酸っぱい臭いやアンモニア臭がすることが多いようです。

・ワキガ臭

ワキにあるアポクリン腺から分泌された汗が原因で発生する体臭です。臭いがひどい場合は、アポクリン腺を除去することもあります。酢や玉ねぎ、香辛料のような強い臭いがすることが特徴です。

・頭皮臭

頭皮に残ったシャンプーの洗い残しや、皮脂、フケなどが原因で起こる体臭です。古い油のような臭いが発生することが多く、夏場に発生しやすい体臭です。

・足の匂い

靴の中の蒸れや汗、古い角質などが原因でイソ吉草酸などの雑菌が繁殖して起こります。革靴などの蒸れやすい靴をよく履く人に多い臭いです。

 

ここまで紹介してきたタイプの臭いは、臭いの発生源を清潔にしたり、雑菌の繁殖を予防することで解消することが可能です。

 

ストレスや病気が原因のことも

体臭の中には、疲労や過度なダイエットによるストレスが原因で発生するものもあります。汗などをかいていないのに体からアンモニア臭やガス臭がする場合は、ストレスによる体臭の可能性があります。一度生活習慣を見直したり、休養をとるようにしてみましょう。

また、なんらかの病気が原因で独特の体臭が発生するというケースもあります。今回ご紹介したケースに自分の体臭が当てはまらず、体の不調がある方は、一度病院を受診した方がよいかもしれません。

 

体臭対策に効果的な成分を紹介

体臭予防に効果的な成分とは?

体臭対策に有効な成分には、殺菌成分と消臭成分の二つがあります。体臭を抑えたい時にはこの二つの要素をもつ成分が配合されたスプレーや、石鹸を選ぶとよいでしょう。

 

・殺菌効果のある成分

ミョウバン、イソプロピルメチルフェノール、トリクロカルバン シメン-5-オール 、塩化ベンザルコニウムなど

 

・消臭効果のある成分

柿タンニン、緑茶エキス、クロロフィル、炭など

 

柿タンニンは、柿渋エキスと表記されている場合もありますが同じ成分です。

体臭抑制のために使える石鹸を探す際には成分表をチェックして、これらの殺菌・消臭成分が含まれているものを選ぶとよいでしょう。

 

体臭対策用の石鹸を選ぶときのポイント

体臭対策用の石鹸の選び方

体臭対策を重視して石鹸を選ぶときに、意識しておくとよいポイントを解説します。

 

・成分配合

前の章で説明した通り、殺菌成分・消臭成分が配合された商品を選ぶことが大切です。

また肌の乾燥が気になる人は、グリセリンなどの保湿成分が含まれているかもチェックしておくとよいでしょう。

 

・コスト面

身体洗浄用の石鹸は、毎日全身に使用するものですから洗顔用石鹸などと比べて減りが早いです。そのため、頻繁に買い足すことを考慮した上で商品を選ぶようにしましょう。

 

・肌に合うか

いわゆる敏感肌や乾燥肌、アトピーなどの肌質の人は石鹸の成分が肌にあっていないと肌に悪影響を及ぼすことがあります。

臭い対策を重視して作られた商品の中には洗浄成分が高いものもあるため、配合されている成分を必ずチェックするようにしましょう。

 

・使い方のタイプ

固形タイプの石鹸は、種類が豊富で比較的コスパがよいのが特徴ですが使うたびに石鹸を泡立てなくてはいけません。身体洗浄用の石鹸には泡で出てくるタイプの商品もたくさんあるので、体を洗うのに時間をかけたくない人にはそちらがおすすめです。