汚れを化学で落とす?!ナチュラルクリーニングとは?

汚れを化学で落とす?!ナチュラルクリーニングとは?

 ここにはなんの洗剤があうの?落としたくない色まで落としてしまうか心配。

「洗剤選び」に誰しも悩んだことがあると思います。
今回提案するのは合成洗剤を使わない「ナチュラルクリーニング」。

安心・時短、しかも経済的なナチュラルクリーニングについてわかりやすく説明します。
この記事を読むと、
「重曹」「クエン酸」「過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)」のそれぞれの特徴や、より効果的なお掃除場所やその方法を知ることができます。
ナチュラルな素材でお掃除して、すっきりした気持ちで新年を迎えましょう。


〜この記事はこんな人におすすめ〜
・赤ちゃん、ペットがいる。
・手荒れに悩んでいる。
・掃除の際、洗剤選びに悩んでいる。
・肌にも地球にも優しいものを使いたい。

 

ナチュラルクリーニングとは?

あなたは「ナチュラルクリーニング」にどのような印象をもっていますか?
なんとなく「安心・安全」というワードを思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。
それでは、なぜ、ナチュラルクリーニングが安心なのか。
それは合成洗剤を使わなくても、十分汚れが落とせるからなのです。


一般的な合成洗剤は、洗浄力が強く、汚れは簡単に落とせますが、
その分、敏感肌の方は手荒れや乾燥を引き起こしてしまう心配があります。
一方ナチュラルクリーニングに使うクリーナーは、元々自然界にあるものや食べ物に含まれるものでできた成分
自然由来の素材なので、小さなお子様やペットがいるご家庭や敏感肌でお悩みの方も安心してお使いいただけます。

さらに元々自然界にあるものからできているので環境にも優しいのです。

 

それでは早速、
ナチュラルクリーニングで使うクリーナーを紹介していきます。

今回紹介するのはこの4つ

左から、クエン酸、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)、重曹、せっけん、です。

まずはそれぞれの素材について見てみましょう。
(※記載されているアルコールはミヨシ石鹸ではお取り扱いがありません。)

 

このように、化学的にアルカリ性、中性、酸性のものに分けられます。

洗剤を必要とする汚れも同じく、酸性、中性、アルカリ性、に分類されます。
そして、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤でお掃除することで、汚れを落とすことができます。

酸性の汚れ、アルカリ性の汚れ、それぞれどんなものがあるのかみてみましょう。

 

ナチュラルクリーニングで大事なのは、汚れの性質の見極め。

家の中の汚れは、約8〜9割りが油汚れなどの酸性の汚れになります。
お掃除全般には、アルカリ性のクリーナーを使い、シンク、トイレなど水回りのお掃除には、酸性のクリーナーと使い分けをするのが一般的です。

 

それでは、商品ごとの特性について紹介していきます。

 

クエン酸

 「水あか」「トイレの黄ばみ」「石けんカス」の汚れに強い!


クエン酸

 

ー使用例ー

・水あか(例:電気ポットや水筒の中の白い水あか)
①水、またはお湯を満水にしてクエン酸を溶かす(水1Lに大さじ1、500mlに小さじ2を目安)

電気ポットであれば、そのままお湯をわかしてください。
②30分〜1時間放置した後、お湯をすててよくすすぎます。


・トイレの黄ばみ
①クエン酸を水で溶かし、スプレー容器に入れる(水200mlに小さじ1〜2を目安)
②黄ばみや黒ずみなど汚れが気になる部分に吹きかけて、トイレットペーパーでパックするようにして放置する。
③1時間くらい置いたあとブラシでこする。

 

・石けんカス(例:お風呂場の床の白い部分)
①クエン酸を水で溶かし、スプレー容器に入れる(水200mlに小さじ1〜2を目安)
②白い石けんカスの汚れに吹きかけて、ラップなどでパックするようにして1時間ほど放置する。
③ラップを外し、スポンジで擦った後、よく洗い流します。

※頑固な石けんカスの汚れには、①~③を繰り返し行ってみましょう。




過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)

 「排水口」「洗濯槽」「油汚れ」に強い!漂白・除菌もできる優れもの。

 

酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)

ー使用例ー

・排水口の掃除
①排水口の周りに盛る
②お湯を周りからかけていく

 

・洗濯槽の掃除
①お湯を張る
②10Lのお湯に対して約100gを目安に過炭酸ナトリウムを溶かす。
③3分攪拌後1、2時間おく。
④再度3分攪拌し、汚れを取り除く。
⑤しっかりと濯ぐ。

 

・油汚れ(例:換気扇)
①シンクに少し熱めのお湯を張り、過炭酸ナトリウムを溶かす。
②換気扇を1時間つける。
③落ちていない部分は、スポンジ等で汚れを落とす。

 

重曹

「鍋の焦げつき」」「茶渋」「手あかなどの皮脂汚れ」に強い!

重曹
 
ー使用例ー

・鍋の掃除
①鍋に水と重曹を加えしばらく煮る。(水200mlに大さじ1を目安)
②冷ました後、水を捨ててスポンジ等でこする。
※アルミの鍋は変色することがあります。使用しないでください。

・茶渋
①重曹を入れた急須やカップに熱湯を注いで溶かす(水200mlに小さじ1を目安)
②30分〜1時間放置した後、お湯を捨ててよくすすぎます。

 

・皮脂の汚れ(例:リビングの手あか、足あか)
①重曹を水に溶かして、スプレー容器に入れる。(水200mlに小さじ1を目安)
②気になるところに振りかけて拭き取る。



せっけん

「ふきん、衣類の汚れ」に強い!


白いふきん洗い 

  

・ふきん
①せっけんを直接、ふきんに適量とり、十分に泡立ててもみ洗いをする。
②しっかりと、流水ですすぐ。

 

お肌のこと、地球のことを考えるならナチュラルクリーニングを

ナチュラル素材を選ぶメリット

今回紹介した4つの素材は、
天然由来の成分でできたもので、合成の化学物質は使用していません。

そのためお肌も荒れにくく、敏感肌の方でも安心してお使いいただけます。

一般的な合成洗剤は、洗浄力など機能面で優れたものが多くありますが、洗浄力が強いものの中には、洗い流すのに時間がかかってしまうものもあります。
その点、自然に優しいクリーナーは、サッと洗い流せるので、お水をそこまで必要としません。
また、流した後も自然に還る素材なので地球にも優しいと言えます。

さらに、「キッチン用」「お風呂用」「トイレ用」とたくさんの洗剤を、
ストックすることなく、場所も取らず、いいことばかり!

 

これを機に、ナチュラルクリーニングを初めてみるのはいかがでしょうか。