自分に合ったものを選びたい「洗顔石鹸」について知ろう

自分に合ったものを選びたい「洗顔石鹸」について知ろう

洗顔石鹸を使ってみたいけど、洗顔フォームをずっと使っていたし石鹸で顔を洗うってなんとなく抵抗感がある。そんな風に思ったことはありませんか?

「石鹸」と聞くと手を洗う、身体を洗うというイメージの方が強く、洗顔石鹸がどんなものかを知らないから手を出せずにいるという方も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、洗顔石鹸とは何なのか、洗顔石鹸のメリット、デメリットについて焦点を当て、洗顔石鹸について詳しくご紹介します。

洗顔石鹸について詳しく知ることで、洗顔石鹸に対する知識を得ることができます。それにより自分に合う洗顔商品を選択する幅が広がり、購入する際のヒントにお役立てください。

 

 

洗顔石鹸とは

合成界面活性剤が含まれていない

合成界面活性剤には、本来混ざりあうことのない水分と油分を混ぜ合わせる作用があります。合成界面活性剤が含まれた洗顔料は、肌の汚れを確実に落としてはくれますが、その分肌への刺激が強くなる場合があります。

洗顔フォームの主成分の多くは合成界面活性剤でできており、敏感肌や乾燥肌の人、肌質の弱い人は、使い続けることで肌に刺激となってしまう可能性があります。

合成界面活性剤を含まない純せっけんでできた洗顔石鹸は、洗顔フォームよりも使ったときの肌への負担が少なくなります。

 

天然の動植物油脂から作られている

石鹸は、人工的に作られた合成界面活性剤とは異なり、牛脂やパーム油、米ぬか油、オリーブ油など天然のものから作られています。グリセリンやセラミドをなどの保湿成分が配合されているものもあります。

 

洗顔石鹸のメリット

 

肌に優しい

天然の油とアルカリから作られているシンプルな石鹸は、余分なものが含まれず肌への負担が少ないため、敏感肌や乾燥肌の人、肌質の弱い人にも使いやすい傾向にあります。なかなか自分に合う洗顔フォームがないという人も、石鹸であれば見つかる可能性もあります。

天然由来のものだけでできた石鹸は、肌にも安心して使えるといえます。石鹸の起源は、今から約5000年前(紀元前30世紀)頃とされています。その長い歴史からも、自然や人の肌に親しまれてきたということがわかります。

 

環境に優しい

一般的な洗顔フォームと比べ、固形石鹸は簡易的な包装形態で、紙で包装されているものも多くあります。環境保全やエコが重要視されている昨今、環境問題の観点からも固形石鹸を選択するメリットがあるといえます。

せっけんは、合成界面活性剤に比べ、環境負荷が少ないため、水質汚染、環境汚染をしにくいのです。

 

洗顔石鹸のデメリット

 

肌のつっぱりが気になる

洗顔フォームに比べて、肌のつっぱりが気になってしまう傾向にあります。

石鹸は弱アルカリ性であることがほとんどです。「弱酸性の肌には弱酸性がいいんじゃないの?」と思うかもしれません。もちろんそれは間違いではありません。

弱アルカリ性の石鹸は、弱酸性の肌に使うと中和がされて、肌の皮脂や角質、汚れを綺麗に落としてくれるという効果があります。しかし、それが原因で肌のつっぱりが多少なりとも生じてしまうことがあります。そのため、洗顔後のスキンケアで保湿をしっかり行ったほうがいいケースもあります。

また、肌がつっぱる原因には肌に石鹸カスが残っている可能性も考えられます。洗顔後、水やぬるま湯ですすぎ時にはしっかりと洗い流しましょう。

 

泡立ちが悪い

洗顔フォームに比べて泡立ちが悪く、泡立たせるにも時間がかかります。十分に泡立たせない状態で洗顔をしてしまうと、必要以上に肌をこすってしまい肌に摩擦が生じ、結果として肌を傷つけてしまう恐れがあります。

泡立てネットなどを使用して、十分な泡を作ってから洗顔をする必要があります。急いでいるときやササッと終わらせたいというときには、十分に洗えないこともあります。

 

衛生面の心配がある

石鹸は、使用したら蓋をしてそのまま置いておける洗顔フォームとは異なり、使用したあとは水切りができる石鹸ケースに保管しておかなければいけません。

しっかり水切りができるケースを使用し、石鹸を使うごとに乾燥させる必要があります。湿気に注意して清潔な状態で保管しなければキレイな状態で使うことができないので、衛生的とは言えません。

どんなものにもメリット、デメリットはあります。まずは自分が使用したいものがどんなものなのか、自分が使う上でのメリットとデメリットを知って、納得のいく商品選びをしたいですね。