泥汚れは石鹸で落ちる?洗濯方法とおすすめの石鹸を紹介

泥汚れは石鹸で落ちる?洗濯方法とおすすめの石鹸を紹介

スポーツのユニフォームや子供服、靴下などに付いてなかなか落ちない泥汚れ。「洗濯機を何度まわしても汚れが落ちない」という悩みをもつ人も少なくありません。

それもそのはず、泥汚れは一筋縄では落とせない厄介な汚れなのです。この記事では、泥汚れとはどんな汚れなのか、石鹸で落とせるのかなどについて解説していきます。

泥汚れの特徴と正しい洗い方を知れば、頑固な泥汚れにも慌てなくなるでしょう。

衣類の汚れの種類と性質

泥汚れについての話の前に、衣類に付く汚れ全般について見ていきましょう。

脱いだ衣類には、「体から出る汚れ」と「外から付く汚れ」がたくさん付着しています。

 

〇体から出る汚れ:汗、皮脂、垢など

〇外から付く汚れ:空気中のチリ、ホコリ、泥、飲食物の食べこぼし、煙など

 

たとえ目に見えない汚れでも、放置すると衣類の臭いや変色などのトラブルにつながる可能性があります。時間が経つほど汚れは落ちにくくなるため、汚れの付いた衣類は速やかに洗濯することが大切です。

https://jsda.org/w/03_shiki/osentakunokagaku_1.html 

https://jsda.org/w/04_yakud/cleannote01.html

 

汚れの種類

汚れにはいろいろな種類があり、その種類によって適した洗濯方法は異なります。汚れの種類には大きく分けて次の3種類があります。

 

〇油性汚れ

油(ドライクリーニング溶剤)に溶ける性質の汚れです。

例)皮脂、角質、食用油、ミートソース、チョコレート、ファンデーション、口紅など

 

〇水溶性汚れ

水に溶けやすい性質の汚れです。

例)汗、尿、食塩、砂糖、醤油、果汁、アルコールなど

 

〇不溶性(固形)汚れ

水にも油にも溶けない、固形状の汚れです。

例)ホコリ、砂、泥、粘土など

https://www.tokyo929.or.jp/column/dirt/1.php

 

泥汚れの特徴

不溶性の汚れに数えられる泥汚れ。泥汚れが落ちにくい原因は、その特徴にあるようです。

 

泥汚れが落ちにくい理由

泥は衣類に付くと、繊維の中に入り込みます。不溶性の汚れである泥は水や油に溶けないため、洗濯液中に汚れを取り込む「懸濁(けんだく)」という方法で汚れを取り出していきます。

洗剤の化学的な作用で汚れを「溶かす」のではなく、繊維に入り込んだ泥を物理的に「押し出す」必要があるのです。

https://curama.jp/magazine/960/

 

いきなり水洗いするのはNG

一刻も早く汚れを落としたくて、泥汚れの付いた服をひとまず水で洗ったり洗濯機に放り込んだりしていませんか?

 

実はこの行動は泥汚れには逆効果。水につけることで泥の粒子が細かくなり、繊維の奥深くまでどんどん入り込んでいきます。

 

また、水を含んで粘着力を増した泥は繊維にぴったりとくっつき、汚れを落とすのはますます難しくなります。

 

では、付いてしまった泥汚れはあきらめるしかないのでしょうか。そんなことはありません。正しい洗濯方法を知り効果的なアイテムを選ぶことで、汚れをきれいに落とすことができるのです。

https://www.solotex.net/column/sentaku-doro/


石鹸を使った泥汚れの洗濯方法

泥汚れに適したアイテムと洗濯方法とはどのようなものなのでしょうか。泥汚れにおすすめの洗剤と洗濯手順を紹介していきます。

 

泥汚れには固形石鹸がおすすめ

洗剤は洗濯用の固形石鹸がおすすめです。

 

固形石鹸の豊かな泡が繊維の中に入り込み、泥の粒子を包み込んで繊維の外に出やすくしてくれます。

 

また石鹸は弱アルカリ性のため、酸性の汚れをよく落とします。泥汚れの付いた衣類は汗や皮脂も多く含むため、これらの酸性汚れも石鹸は効率的に落としてくれるのです。

 

泥汚れを落とす手順

①泥を払い落とす

衣類についた泥を払い落します。衣類が湿っている場合はドライヤーなどで完全に乾かしてから落としましょう。歯ブラシなどを使って表面の汚れをこすり落とすのも有効ですが、こすり過ぎて汚れを押し込んでしまわないように注意しましょう。

水につける前のこの作業はとても大切です。必ず行うようにしましょう。

 

②固形石鹸を塗る

汚れ部分を濡らし、固形石鹸を塗りつけていきます。汚れの部分が完全に覆われるように、両面からたっぷりこすりつけましょう。石鹸の量を惜しまないことが大切です。

 

③もみ洗いする

洗面器等にためたお湯の中でもみ洗いをします。繊維に入り込んだ泥を押し出すようなイメージで丁寧に洗いましょう。

押し出された汚れでお湯が茶色く濁ってきます。

 

④流水ですすぐ

シャワーや蛇口からの流水でよくすすぎます。汚れが繊維の中に逆戻りしないよう、汚れの裏側から水を当ててすすぎましょう。

 

⑤洗濯機で洗う

通常通り洗濯機で洗って完了です。

https://cojicaji.jp/laundry/washing-goods/2484

 

おすすめ石鹸は「ミヨシ New純せっけん」

頑固な泥汚れにおすすめなのがミヨシの「New純せっけん」です。「New純せっけん」は、しつこい汚れの部分洗いにおすすめの洗濯用固形せっけん。汚れをすっきり落とし、手肌にもおだやかです。

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普通の洗濯では落とせない泥汚れですが、汚れの特徴や正しい洗濯方法を知ればきれいに落とすことができます。これからは泥が付くのを気にせず、スポーツやガーデニング、子供の泥遊びも楽しめそうですね。