「固形石鹸を小さく切れれば便利なのに」と思ったことはありませんか?石鹸は洗浄力もあり、環境にもやさしいことから愛用されている方が増えている一方で、大きすぎて持ち運びするには使いづらいなどのデメリットもあります。
そんなときは、石鹸をお好みの大きさに切ってみてはいかがでしょうか。
このページでは、固形石鹸を簡単に好みの大きさにする切り方や、切りわけた石鹸の保管方法などを解説していきます。
石鹸を切るメリットとは?
清潔な石鹸を保てる
石鹸を大きなまま使っていると、置いているだけで溶けて小さくなったと感じることはありませんか?石鹸は適切な保管方法をしなければ、衛生的に保つことはできません。
こんなときは、石鹸を使い切りやすいサイズに切ってみましょう。そうすれば、衛生的なまま使い切ることができます。残りの石鹸も適切な保管方法さえ守れば、常に清潔で新しい石鹸を使えるようになります。最後まで石鹸を使うことは「無駄をなくす」ということにも繋がります。
使いやすくなる
固形石鹸は決められた大きさはなく、石鹸置きからはみ出してしまうほど大きな石鹸もあれば、ブロックで販売されている石鹸もあります。大きくて使いづらいと感じる石鹸は、自分の使いやすい大きさに切るとよいでしょう。
固形石鹸の使い道は汚れを落とすことだけではありません。たとえば、タンスの中に入れておくと香り付けにもなります。小さくカットすることで持ち運ぶこともでき、外出先での手洗いにも便利です。石鹸を切るということは、多くのメリットがあります。
石鹸の切り方を解説
カッターまたは糸を使う
石鹸の固さはメーカーによってさまざまです。無理に切ろうとすると割れたり、崩れたりと使い勝手が悪くなってしまうので注意しましょう。石鹸を切る道具は大きく分けて2つあります。
①カッター(ナイフ・包丁)
②糸(手芸糸・タコ糸・テグス)
カッターや包丁などで石鹸を切るのは怪我をしそうで怖いと感じる人は、糸でも石鹸を切ることが可能です。糸の中でもテグスは強度が高く、石鹸を切り分けやすいという特徴があります。その反面、力を入れすぎると手を負傷する恐れがあります。怪我防止のためにも、手袋など着用してから切ることをおすすめします。
石鹸を切る手順
カッターや糸を使って石鹸を切るときは次の手順でお好みの大きさに切ることができます。
①石鹸を包装用紙から出し、ラップで包む
②電子レンジを500wに設定し、20~30秒温める(触って温かく感じるくらい)
※石鹸の種類によっては、香りが変化したり、色が変色する場合もございます。
③電子レンジから石鹸を取り出し、温かいうちにカッターや糸で切る
カッターを使う場合は、やわらかいうちにお好みの大きさに切り出します。糸を使って切る場合は、糸をしっかりと張ることがポイントです。やわらかい石鹸をまな板の上に置き、両手で糸をピンと張ります。そのまま、均等に力を加えていくと石鹸はきれいに切れます。このとき、糸が緩んでいるときれいに切ることはできません。
きれいに切るポイントは「温める」こと
石鹸をきれいに切るポイントは、温めることです。
電子レンジで温めるときは500wで20~30秒ほど加熱すればやわらかくなります。しかし、電子レンジのメーカーによって加熱時間は異なるため、10秒単位で加熱して硬さを確認しながら温めましょう。
加熱しすぎてしまうと、石鹸はドロドロと溶け始めた後に膨らんでしまいます。膨らんでしまっても、使用上問題はありません。しかし、一度膨らんで大きくなった石鹸は、元に戻ることはありません。また、空気を含んでしまうため、溶けやすくなってしまいます。加熱時間には注意しましょう。
切った石鹸を清潔に保管するには
個別包装する
お好みの大きさに切った石鹸はひとつずつラップで包みましょう。ラップで個別包装すると石鹸の香りを逃しません。そのまま保管しておくと切った石鹸同士がくっついてしまうことがありますので、面倒でも1つずつラップで包むことをおすすめします。
ラップに包んだ石鹸は缶やタッパー、ジップロックなど、外の空気と直接触れない容器に入れて保管しましょう。そうすることで、石鹸が溶けてしまうのを防ぐことができます。切った石鹸をすぐに使わないときは、適切な環境で保管しておきましょう。
高温多湿を避ける
石鹸を保存する場所において、高温多湿は大敵です。
そのため、前述したようにひとつずつラップで包装し、できるだけ空気と触れない環境を作りましょう。そのうえで、保管場所も湿気の多い場所を避けて涼しい場所で保管することが一番石鹸を長持ちさせられる方法です。