無添加石鹸が溶ける原因とは?溶かさずに使い続けるコツを解説
無添加の石鹸を使っているうち、知らない間にドロドロと溶けてしまったことはありませんか?見た目もよくないし、清潔な状態が保たれているのか不安になりますよね。石鹸はきれいにするときに使うものなので、きれいな状態で保管しておきたいものです。
この記事では、無添加の石鹸はどうして溶けてしまうのか、また、石鹸を溶かさず使い続けるコツもご紹介します。このページを読むことで、無添加石鹸を清潔な状態で保管できるようになり、毎日気持ちよく石鹸を使うことができるようになります。
無添加石鹸はどうして溶けるのか
無添加石鹸とは
無添加石鹸には、添加物を一切配合していない無添加石鹸と、特定の成分だけが入っていない一部無添加の石鹸に分けることができます。
これには、日本では法律で「無添加」について定義されていないという事情があります。
石鹸は水分で溶けてしまう
無添加石鹸に限らず、石鹸を使用しているうちにだんだん溶けて小さくなるのが早く感じている方は多いでしょう。石鹸が溶けてしまうのは、石鹸が水に溶けやすいという特性を持っているからです。石鹸は界面活性剤です。界面活性剤とは水と油を混ざり合わせる力のことをいい、この力を利用して汚れが付着している表面から浮かし、落としているのです。
石鹸の分子は、水に馴染みやすい親水基と水以外のものと結びつく疎水基でできています。石鹸は疎水基が結びついている状態にあり、そこに水が含まれると親水基は水に引き寄せられますが、疎水基は水を嫌がり疎水基同士で結び付いてしまいます。
これは界面活性剤の働きによるもので、疎水基同士が結びつくと分子は球体となり、水に溶け出してしまうのです。これが、石鹸が溶けてしまう原因です。
グリセリンも水に溶けやすい
グリセリンは保湿効果が高いことから、無添加のグリセリン石鹸を手作りする方もいるかもしれません。市販されている石鹸や無添加石鹸にもグリセリンが含まれていることがあります。グリセリンも水に溶けやすいという性質を持っているため、石鹸が溶けてしまう原因のひとつになります。
グリセリンは水に直接触れなくても、空気中の水分を引き寄せて少しずつ溶けていきます。反面、この水溶性のおかげで石鹸の洗い残りが少なくなるというメリットも併せ持っています。
無添加石鹸には防腐剤が含まれていないことも、より溶けやすいと感じる要因です。防腐剤が含まれてないということは、正しい保管をしなければキレイな状態で使えず、衛生的とは言えません。適切な保管方法を心がけましょう。
石鹸が溶けないようにするには
湿気の少ないところで保管する
前項で解説したように、石鹸は水分があると溶け出してしまいます。石鹸を使う上で最も注意したいのが、使用後は水をしっかり切るということです。
バスルームは湿度も高く、入浴する回数や人数が多ければ多いほど、使っていないときでも水に触れている状態が続きます。石鹸を使わないときは、バスルームの外など湿気の少ないところで保管するようにしましょう。そうすることで、石鹸が溶け出すのを防ぐだけでなく、衛生的に保管することができます。
風通しのいいところに置いておく
石鹸を乾燥させる一番の方法は、風通しのよいところで乾燥させることです。空気がこもりがちな場所は湿気も溜まりやすく、空気中の水分を引き寄せてしまう可能性があります。空気の流れが少なくこもりがちな脱衣所で保管する場合には、できるだけ換気を行うようにしましょう。換気をこまめに行うことで、洗面台やお風呂場のカビ予防にもなります。
水を切れる石鹸置きを使う
石鹸を石鹸置きに置いているという方が多いと思いますが、石鹸置きに水は溜まっていませんか?石鹸置きを使用する場合は、水を切れるタイプの石鹸置きを使用するとよいでしょう。
また、石鹸置きのほかにもスポンジの上に置いたり、石鹸入れをネットタイプにしてみたりするのも、石鹸を溶かさないようにするには有効的です。
衛生的に保つなら泡フォームタイプもおすすめ
衛生的に保つなら泡フォームタイプも
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