足の臭いの原因とは?無添加石鹸を使った対策法を紹介
「どこかから漂ってくる足の臭い。もしかしたら私?」「仕事を終えて家に帰ったら子どもから足が臭いと言われた」。そんな経験はありませんか?足の臭いは老若男女問わず誰にでも起こりうることです。
足の臭いには、汚れや角質、汗などが関係しています。正しいケアをすることで、足の臭いを防ぐことができます。
この記事では、足の臭いを防ぐため無添加石鹸を使ったケアの仕方についてご紹介していきます。
足の臭いの原因
人の肌にいる常在菌
最初に足の臭いの原因に大きく関わってくる常在菌についてお話します。常在菌とは簡単にいうと、健康な皮膚を保ってくれている菌のことです。菌といっても悪い菌ではないので、誰の体にも存在します。
しかし、環境や習慣、体の健康状態によっては過剰に繁殖してしまい、ニキビなど肌トラブルの元となってしまうのです。人にとって良い菌でも悪い菌でもある常在菌とは、うまく共存していかなければなりません。
原因1.足の汚れや角質
足に残っている角質や汚れは、常在菌のエサとなります。エサを食べて常在菌が排泄したフンが臭いの一因になります。足は全身を支える部位のため、他の場所よりも角質がたくさんあります。つまり、臭いの原因がたくさんある、ということです。
常在菌が角質を食べて排出したものは「イソ吉草酸」といい、納豆やチーズなど臭いに似ています。足の臭いを「納豆臭い」と表現されるのは、このイソ吉草酸が原因だといわれています。
原因2.足は汗をかきやすい
目視では分かりづらいですが、足には汗腺が密集しています。他の部位よりも汗をかきやすく、1日で約200ml(コップ1杯分位)の汗をかくといわれています。しかし、足から排出している汗には、臭いはほとんどありません。
ではなぜ、汗が臭いの原因となるでしょうか。それは、角質同様に汗が常在菌のエサとなるからです。常在菌が汗を食べて排出した排出物が、臭いの原因となっているのです。
原因3.蒸れた状態が続く場所
常在菌は高温多湿を好み、繁殖を活発に行います。1日中靴を履いていることや、ストッキングなどで蒸れた状態が続いていると常在菌は繁殖を繰り返しています。
蒸れの元でもある汗はもちろんですが、同時に角質があることで増えた常在菌がエサを食べ、たくさんのフンを排出します。常在菌が多ければ多いほど臭いのもとが多くなるということ。常在菌の繁殖を防ぐためには、高温多湿の状態をできる限り少なくしなければいけません。
足の臭いの対策
石鹸でよく洗い、角質ケアをする
足の臭いが気になる人は汗や靴の臭いばかりを気にしがちですが、臭いの原因を取り除くためには足のケアをしっかりすることが大切です。
足を洗うときはまず、お湯に足を数分入れて、角質を十分にふやかします。角質がふやけたら石鹸をよく泡立て、やさしく撫でるように洗いましょう。角質を落とそうとゴシゴシ洗ってしまうと、足の皮膚を傷つけてしまいかねません。
また、意外と見落としがちなのが爪の間の汚れです。爪の間にも汚れや角質が残っていることが多いので、ブラシなどを使って角質や垢を掻き出すように洗いましょう。
足を乾燥させる習慣をつける
足を乾燥させる習慣をつけることで、臭いの原因となる常在菌の繁殖を少しでも防ぎましょう。
・靴を脱いで足を乾燥させる
・汗をかいたら靴下を取り替える
・通気性のいい靴にする
足を洗った後は水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから靴下を履くようにしましょう。湿ったまま靴下やスリッパなどを履いてしまうと、菌の繁殖に繋がります。
靴を清潔に保つ
毎日同じ靴を履かずにローテーションで履くようにしましょう。一日履いた靴は最低でも一日乾燥期間を設け、内部まで十分に乾燥させます。新聞紙は水分を吸収してくれる効果があるため有効です。晴れている日は天日干しする、冬場はストーブの前で乾燥させるなど、靴を乾燥させて清潔を保ちましょう。
デオドラントを使用する
ドラッグストアや薬局には、制汗剤やデオドラント商品が多く並んでいます。全身タイプや脇専用のものもありますが、足専用の商品が一番有効です。中でもクリームタイプが皮膚にしっかりと付着するため、効果が長く感じられます。靴を履く前に塗布することで、より効果が感じられるでしょう。
ストレスを溜め込まない
ストレスは臭いの原因になってしまいます。ストレスや疲労が溜まっていると汗にアンモニア成分が含まれてしまいます。アンモニアは「尿」に含まれるニオイ成分です。お風呂にゆっくり浸かる、好きな趣味に没頭するなどしてリフレッシュすることも、足の臭いの対策につながります。
無添加石鹸で足を清潔に
足を洗うのはなぜ無添加石鹸がいいの?
足を洗うときは無添加石鹸がおすすめです。石鹸は弱アルカリ性のため、皮脂などの汚れを落とす洗浄力に優れています。天然由来の成分で出来ているため、お肌にも環境にもやさしいといえます。
足の臭いは一年中気をつけよう
夏場は汗をかきやすいので、足のケアも入念に行うという方も多いでしょう。
しかし、冬場もケアを忘れずに。冬は寒くて汗をかきにくいと思いがちですが、知らず知らずのうちに汗をかいているものです。季節問わず足のケアを行って、足の臭い対策をしていきましょう。