石鹸で洗顔をするのは肌に良くない?石鹸洗顔のメリットと正しい洗い方を解説
「石鹸で洗顔をすると良くない」という話を聞いたことはありませんか?でも、美容関係のサイトや雑誌をみると洗顔におすすめの商品として石鹸が紹介されていることもあります。石鹸で洗顔をするのは肌に良いのでしょうか?それとも良くないのでしょうか?
この記事では石鹸洗顔が肌に良くないと言われている理由と、石鹸で洗顔をすることで得られるメリット・デメリットについて紹介します。また、記事の後半では、石鹸洗顔をする際のポイントについても解説しています。
記事を読むことで自分に石鹸洗顔が向いているかどうかや、石鹸で洗顔をすることのメリットについて知ることができます。
石鹸洗顔が肌に良くないと言われている理由
そもそも石鹸の定義は?
石鹸とは、油脂にアルカリ性の性質を持つ成分を混ぜて作られたものをいいます。石鹸と聞くと固形のものを思い浮かべますが、実は洗顔フォームとして販売されているものの中にも、成分的に石鹸に分類されるものがあります。
これらの石鹸は一般的に弱アルカリ性の性質を持っています。
石鹸洗顔は良くないのか?
さて、石鹸で洗顔をすることが良くないのかと言う疑問ですが、基本的には石鹸で洗顔をすることは肌に悪くありません。石鹸洗顔が肌に良くないと言われている理由は、主に石鹸の成分と肌の成分の関係にあります。
人間の肌は普段、弱酸性の状態です。この弱酸性が肌を様々なダメージから守っています。弱アルカリ性の石鹸で洗顔すると、一時的に肌がアルカリ性に変化します。すると肌を守る機能が正常にはたらかなくなり、洗顔直後は肌がつっぱったり、乾燥したように感じてしまいます。
しかし、この肌の性質の変化はしばらくすると元に戻るため、特に悪影響はありません。
石鹸で洗顔をすることのメリット・デメリット
洗顔に石鹸を使うことのメリット
実は石鹸で洗顔をすると、肌にさまざまな良い影響があります。
- 古い角質を落とし肌をきれいにする
石鹸の弱アルカリ性は、肌に蓄積された古い角質を柔らかくして落とすはたらきをします。古い角質がなくなると新しい肌が出てくるので、お肌がスベスベに感じられます。
- 洗い残しが少ない
石鹸は性質上、他の洗顔フォーム商品よりもぬるま湯や水で落ちやすく、洗い残しが起こりにくいという特徴があります。肌に洗い残しがあると、毛穴がつまったり肌に刺激を与えてしまうことがありますが、落ちやすい石鹸はその心配が少ないのです。
- 肌に不要な汚れだけを落としてくれる
石鹸は肌に優しく余分な皮脂や汚れだけをきれいに落とし、肌にとって必要なものは洗い流しません。
肌質や洗顔の方法によってはデメリットな点も
石鹸で洗顔をすることで、ごく稀に肌トラブルを引き起こしてしまう場合もあります。
- 肌質によっては合わないことがある
比較的洗浄力が強い石鹸は、乾燥肌やアトピーの人の肌には刺激が強すぎてしまうことがあります。もちろん石鹸の種類にもよるため実際に使用してみないと分かりませんが、肌が敏感な人は少し慎重に選んだ方がよいでしょう。
- 擦りすぎに注意!
固形石鹸を使用する場合は、石鹸を泡立てずに肌にのせて擦ってしまうと肌が傷ついてしまいます。石鹸で顔を洗うときは肌を擦らず、優しく洗うことが大切です。
正しい石鹸洗顔のポイント
泡立てネットを使う
前の章で説明したように、顔を洗うときに肌を擦ってしまうと肌が傷ついて乾燥や肌荒れの原因になります。固形石鹸でも、洗顔用の泡立てネットを使用すればキメの細かい泡を立てることができます。固形石鹸で洗顔する場合は、泡立てネットを使うことをおすすめします。
肌を擦らない
石鹸を良く泡立てたら、その泡で顔全体を優しく包み込むようにして洗いましょう。細かい泡で肌をそっとなでることで、汚れや角質を絡めとってくれます。
ぬるま湯でしっかり落とす
石鹸を落とす際にはぬるま湯でよく流すことも大切です。ぬるま湯を使うことで肌に刺激を与えずに石鹸を落とせます。肌に石鹸が残っていると肌荒れなどの原因になるのでしっかり洗い流してください。
水分を拭き取るときも肌を擦らない
タオルで水気を拭き取る際にもポイントがあります。肌はとてもデリケートなので、タオルで顔をゴシゴシと擦ってしまうとせっかくきれいにした肌が傷ついてしまいます。最後の水気の拭き取りも柔らかいタオルで顔を抑えるようにして優しく水分を吸い取りましょう。