石鹸で洗顔するメリットとは?石鹸の特徴や選び方を解説
「洗顔後に肌がピリピリする」「しっかり洗ったつもりなのに、汚れが残っている気がする」といった悩みはありませんか?いつもと同じように洗顔していても肌トラブルを感じるようになったら、洗顔料があなたの肌に合わなくなってきたサインかもしれません。
肌の健康を取り戻すためには、現在の洗顔料を見直してみることをおすすめします。でも洗顔料は種類が多すぎて、どのように選んだらよいのか迷ってしまうことも。この記事では、数ある洗顔料の中でも石鹸に注目し、その特徴や選び方などについて解説していきます。
自分の肌に合う石鹸を見つけて、健康的な肌を取り戻しましょう。
現在のスキンケアが肌に合わなくなってきたと感じたら、洗顔料を見直してみましょう。もし今あなたが弱酸性ソープを使っているなら、石鹸を使ってみるのもおすすめです。
ここでは石鹸の特徴やメリットについて見てみましょう。
石鹸の特徴
石鹸は「天然油脂」と「アルカリ」で作られた界面活性剤で、洗浄力が高く泡切れがよいという特徴があります。弱アルカリ性の性質をもっており、酸性の汚れを中和させて落とします。
石鹸で洗顔するメリット
石鹸での洗顔にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
〇汚れをしっかり落とす
前述のとおり、弱アルカリ性の石鹸には酸性の汚れを中和させて落とす働きがあります。皮脂や汗などの汚れは酸性で、肌トラブルのもととなるこれらの汚れをしっかり落とします。
〇洗いすぎを防ぐ
石鹸は、酸性の物質と出会って汚れを中和させた後は洗浄力を失います。そのため、汚れの落ちた肌の上で洗浄力を発揮し続けることがなく、洗いすぎになることを防ぎます。
〇泡切れがよくすすぎやすい
石鹸は泡切れがよくすすぎやすいため、すすぎ残しの心配が少ない点もメリットといえます。
肌質に合った石鹸選びが重要
石鹸で洗顔するメリットは分かったものの、石鹸ならなんでも良いというわけでもありません。肌質に合わない石鹸を使い続けると肌トラブルにつながってしまうことも。自分の肌質を理解し、肌質に合った石鹸を選ぶことが大切です。
主な肌質の種類と、それぞれに合った石鹸は以下のとおりです。
普通肌(ノーマル肌)
肌の水分量と油分量のバランスがとれていて、ニキビなどの目立ったトラブルのない理想的な肌質です。ただし、肌は変化していくもの。現在は良好な状態でも、季節の変わり目や環境の変化などによって敏感になったり乾燥したりすることもあります。
肌状態の変化に合わせて使用する石鹸を見直していきましょう。
https://www.vernal.co.jp/beauty/usually.html
乾燥肌
肌の水分が不足し、カサつきやつっぱり、粉ふきなどの悩みが現れやすい肌です。保湿成分であるヒアルロン酸やオレイン酸などが配合された石鹸はしっとりとした洗い上がりで、肌のつっぱり感も軽減されます。
https://www.vernal.co.jp/beauty/dry.html
脂性肌
皮脂の分泌が過剰で、肌の水分と油分のバランスが崩れている状態です。毛穴詰まりや黒ずみ、テカリ、ニキビなどに悩まされることの多い肌です。洗浄力が高く、過剰な皮脂をしっかり落としてくれる石鹸を選びましょう。
https://www.vernal.co.jp/beauty/oily.html
混合肌
Tゾーンは皮脂分泌が過剰で頬は乾燥気味など、乾燥肌と脂性肌が入り混じった状態の肌です。過剰な皮脂は落としつつ、保湿もしっかり行う必要があります。角質層の水分量を保ってくれるセラミド配合の石鹸がおすすめです。
https://www.vernal.co.jp/beauty/mix.html
敏感肌
角質層が薄くなりバリア機能が低下した肌で、少しの刺激でもヒリヒリする・赤くなるなどのトラブルが発生します。普通肌の人でも、加齢や疲れ、季節の変わり目などによって敏感肌に傾くことがあります。
肌が敏感なときは、石鹸の添加物で肌荒れしてしまうことも。保存料や防腐剤、香料などの添加物を含まない無添加石鹸がおすすめです。
https://www.decencia.co.jp/doctor/
石鹸洗顔の手順
次に洗顔の手順を見ていきましょう。
しっかり顔をぬらす
石鹸を顔に付ける前に、肌をぬるま湯でぬらして予洗いしておきます。この時点で水溶性の汚れはある程度落とすことができます。このとき手についた皮脂汚れは忘れずに洗っておきましょう。
石鹸をよく泡立てる
手に石鹸を付け、水を加えながら泡立てていきます。泡が少ないと汚れがよく落ちないため、しっかり泡立てることが大切です。泡立てネットを使えばたっぷりの濃密な泡が簡単に作れます。
優しく洗う
泡を顔に乗せていきます。ここでのポイントは泡を乗せる順番です。Tゾーンは皮脂分泌が多く汚れがたまりやすいため最初に泡を乗せ、泡をクッションにして優しく洗っていきます。続いて頬からあごにかけて泡を乗せ、優しく洗っていきます。
泡を完全にすすぐ
すすぎ残しがないように泡を完全に洗い流します。髪の生え際やフェイスラインなどは見落としがちなので意識してすすぎましょう。すすぎの仕上げは溜めた水ではなく、シャワーや蛇口からの流水で行いましょう。
やさしくふき取る
洗い終わって柔らかくなった肌に刺激は禁物です。ゴシゴシこするとその刺激によって肌荒れを引き起こすことも。水気をふくときはタオルをそっと顔に当て、水分を吸わせるようにしましょう。
https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB006451/
石鹸での洗顔にはメリットがたくさん。今まで弱酸性洗顔フォームなどで洗顔していた人も、一度石鹸にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。石鹸ならではの良さを実感できるかもしれません。