実は定義がない「無添加」!?「本物の無添加石けん」を見極める方法

 

あなたは「無添加」という言葉から、なにをイメージしますか?「体によさそう」「安心できる」。むだなものを加えていないピュアな印象を与える「無添加」ですが、実は法律上決まった定義はありません。「食品」や「化粧品」、「石けん」といったさまざまな無添加商品があふれる中、私たちはどのようにして本物の「無添加」を見極めればよいのでしょうか

このページでは、無添加商品の中でも「無添加石けん」に光をあてて、そもそも「無添加」とはなにか、無添加石けんはどのようにつくられるのかをご紹介していきます。

記事を読むことで、無添加についての知識と、自分にあった石けんを選ぶ手がかりが得られます。

 

無添加石けんとは

「無添加」を定義する法律はない

無添加石けんとは、文字どおり添加物を含まない石けんのことをいいます。しかし、ひと口に無添加といっても、商品の様態はさまざま。添加物は一切使っていない「純石けん」から、合成成分は含んでいないという意味での「一部無添加」といった商品まで、千々に入り乱れています。

なぜ、そうしたことが起こるのでしょうか。

実は、「無添加」という言葉は、いまのところ法律上で明確に定義がされていません。このため、「香料無添加」「色素無添加」というように、メーカーが名乗ろうと思えば自由に「無添加」を名乗ることができるのです。

 

「無添加」でも化学成分が含まれているものが

このように、「無添加だからすべてが天然由来の原料でできている」というわけではありません。無添加石けんと表示されている商品にも香料や着色料が使用されている場合があるということは、意外と知られていないのです。

その背景にあるのは、2001年3月まで表示が義務づけられていた「旧指定成分」です。

旧指定成分とは、石けんやシャンプー、化粧品などに含まれる合成化学物質の中で、旧厚生省が指定したアレルギーや皮膚障害を起こす可能性の高い成分を指します。

香料、着色料、エデト酸などの防腐剤が、その代表的な成分で、そういった旧指定成分が配合されていない商品は、アレルギーや皮膚障害を起こす可能性がないので「安全で安心して使える商品」ということになり、配合されていないもの、いわゆる「無添加」というワードが誕生しました。

「無添加」にはその定義がないこともあり、香料や着色料が配合されていても、「香料無添加」「着色剤無添加」「防腐剤無添加」といった「無添加=安全、安心」のイメージだけの「無添加」印が、多く存在するのは事実です。

 

 

無添加石けんはどうやってつくられる?

天然油脂から高品質な脂肪酸を精製

石けんの原料は天然油脂です。天然油脂はそれぞれ固有の組成を持った脂肪酸とグリセリンからできており、石けん製品をつくるためには油脂から脂肪酸を精製する必要があります。泡立ちや洗浄力といった石けんの性質は脂肪酸に左右されるため、よい石けんをつくるには質の高い脂肪酸を精製することが求められます。

天然油脂を精製・分解・蒸溜して脂肪酸を取り出したら、その脂肪酸を使って石けん製品をつくっていきます。

 

防腐剤を使わずに脂肪酸の品質を保つ

天然油脂から精製された脂肪酸はとても繊細。性質が不安定で、そのままにしておくと酸化して腐敗してしまいます。

このとき、脂肪酸の腐敗を防ぐために防腐剤を使うメーカーは少なくありません。しかし、人工的な化学物質である防腐剤は、肌への負担となったり、人体に蓄積されたりといった影響が懸念されています。

防腐剤無添加の石けんを製造するためには、防腐剤を加える代わりに水添(水素添加)という作業をします。水添とは、脂肪酸に水素を添加して腐敗しにくい安定的な状態をつくり出すこと。水素の添加作業は、脂肪酸が新鮮なうちほど有効です。

 

ミヨシが考える「無添加石けん」

一貫した生産体制がピュアな無添加石けんを生むカギ

ミヨシ石鹸では「本当の無添加とは何か」ということをまっすぐに考え、水と石けん素地だけの完全無添加石けんをつくり続けています。

フレッシュな脂肪酸にスピーディーに水素添加することができる環境を整えることで、高品質で新鮮な脂肪酸から水と石けん成分だけのピュアな無添加石けんをつくり出しています。

 

パッケージの原材料表記を脂肪酸レベルまで分解して表記

2019年秋、ミヨシ石けんでは商品パッケージの原材料表記を見直しました。

例えば、丁寧な本釜焚き製法でつくった純石けん「白いせっけん」の旧表記は、薬事法に従って「石ケン素地」としていました。リニューアル後はこれを脂肪酸レベルまで分解した全成分表示に。「牛脂脂肪酸Na、パーム核脂肪酸Na、水、グリセリン、塩化Na」と記載しています。これは、PCPC(The Personal Care Products Council)の定めたINCI(国際的表示名称)に準ずる形式です。

食品業界を中心として、「本当の無添加とは何か」が問われるいま。「水と石ケン素地」からさらに一歩踏み込んで、お客さまに安心・安全をお届けすることが、私たちの誠意だと考えています。

 


無添加 白いせっけん

精製度の高いハイグレードな食品用天然油脂を使用した、丁寧な本釜焚き製法の純石けん。たっぷり含まれたうるおい成分でしっとり洗い上げる、お肌にやさしい処方です。お肌の弱い方や敏感肌の方はもちろん、赤ちゃんからお年寄りまで安心してご使用できます。新鮮さにこだわり脱酸素フィルムを使用。開けた時がつくりたてです。

 


無添加 せっけんシャンプー

髪や地肌をやさしくいたわり、健やかに保つさっぱりタイプの石けんシャンプー。洗浄成分は、浸透力がおだやかな植物性の石けんだから、必要な皮脂を取りすぎることなく、髪や地肌の汚れをしっかり落として、すっきりと洗い上げます。RSPO認証原料、サトウキビ由来のバイオマスPEボトル使用。

 


無添加 泡のハンドソープ

サッと簡単に手洗いができる泡状のハンドソープ。手肌にやさしい無添加の泡が、汚れやバイ菌をしっかり落とし、必要なうるおいを残しながらさっぱり洗い上げます。お肌の弱い方や敏感肌の方はもちろん、手洗いが苦手な小さなお子様にもおすすめです。RSPO認証原料、サトウキビ由来のバイオマスプラスチックボトル使用。